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関ノ丘学園:第4話

なっ なんで堀内さんが坂本君と一緒に?!!まさかあの二人・・・
「あん?アレ坂本じゃねぇか」
「内山くん・・アレ、どういうカンジだと思う?」 
「どういう、って・・・付き合ってんじゃねぇの?楽しそうだし」
「や、やっぱり?!」
「んあぁ。あ、そうだ。オレアイツの番号知ってるし聞いてみっか?」
「えぇ?!そんな直接?!」
「ストレートには聞かねぇよ。『今ダレかと一緒に居る?』って聞いて ちょっとでも隠したら付き合ってんじゃねぇの?」
「え?そうなの?」
「あぁ。坂本は付き合ってるとかそーゆーのを隠したがるしな。」
「だったらこんなひらけた場所で あんなくっ付かないんじゃ・・・?」
「今の時間、大半の生徒は部活とかでここにはこねぇ。来るとしたら部活もやんねぇで、さっさと帰るヤツらだけだ。」
「僕らもね。」
「そうと決まりゃ、電話してみっか。」
内山君はバックから携帯を取り出し、ポチポチと操作を始める。
そして、耳に当てる。僕は 坂本君の観察に移る。
まず出るのか?二人っきりのあのカンジで・・・
坂本君はポケットから音楽がなっているのに気づく。
表示されてる名前を確認するやいなや、すんなり出る。
『はい、何?』
おちついてる坂本君は初めてだ。
「お、よぉ、お前今ヒマか?」
『え・・えと、ヒマっていうと ヒマかな・・・?』
「あ?なんだ?誰かと一緒に居んのか?」
『え?あ、あの、
どうなんだ?!

『一人・・・かな。』

隠した!これは確定・・・か・・・?
「あ、あぁ、そうか。じゃァな。」
『え?!用件をまだ聞いていないんだけど・・・?』
「あぁ、いいわもう。じゃぁな。」
『え、あ。うん。じゃぁ・・』
プッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
沈黙。僕ら二人の間に流れる沈黙は 非常に重いものだった。
とうぜん僕と内山君の考えてる事は、一緒だろう。

『あの二人、ぜってぇ付き合ってる・・・』

「どどどどどーすんの?!木下君このままだと可愛そうすぎるよ!」
「し、しらねぇよ・・あーぁ 面倒なことに顔突っ込んじまった・・・」
「首ね、顔は突っ込んでないよ。教えとく?木下君に」
「木下落ち込むぜ?」
「でれでも想いが募ってから知るよりは・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
再び沈黙が訪れる。
っていうかそもそも何で僕も内山君もこんな必死なんだろう?
すると、内山君は大きく空気を吸い、口を開く。
「あぁもう!メンドくせぇ!明日の昼に教えてやろうぜこんなモン!」
ちょっとびっくりした。さっきまで教えない派だったのに・・・
気は進まないが そうするほか無い。本人を思うと。

翌日。
「おはよ~」「ぉおっす!」なんて声が飛び交う毎日の校門前。
そして、いつものように「お~はよ!」と肩に手を置いてくる木下君。
「なぁ、昨日の『らき☆すた』見た?」
「だから見ないってば!」
「じゃ『とある科学の―「見ないから!!」
「じゃ『ドラえもん』観た?」
「見ないよ!!前の二つとは別の意味で!」
「えっとね、『ドラえもん』っていうのはね?学校で0点ばっかりとってるダメ少年の「のび太」の所にあるロボットが来るんだ。しかも未来から!そして―」
「木下君、毎回毎回責任感で 4行も説明しなくていいよ?少なくてもドラえもんは皆しってるから」
「あぁ・・じゃ今回は面倒だからいいや」

教室 
「やぁ、おはよう、坂本君」
「うるさい!触るなケダモノォォァァア!!」
「うん、今日も頑張ろうね」
朝は絶対にこれなんだな・・・
多分 堀内さんと一緒にいるときだけ笑顔をみせるんだろうな・・・

一時間目:英語
「『これは新しいシューズです』これを英文に直してください。平野君」
「はい。 This is new shoes.です。」
「ハイ、正解です。じゃ今の文の動詞はどこですか?平野君」
「え、あ ハイ isです。」
「正解ですね。isはbe動詞、皆さんちゃんとノートにメモしてくださいね。じゃ、他にbe動詞は何がありますか?平野君」
「また?ハイ am,are,was,wereです。」
「よく出来ましたね。ハイbe動詞はこの5つだけです。じゃこの中で過去形なのはどれですか平野君」
「またですか?!さっきから僕しか当たってなくないですか!!!」
「次は隣 当てるから、早く!」
「・・・ハイ・・ wasとwereです。」
「その通りです。じゃ次は今の単語で英作文を作ってもらいましょうか。じゃ~・・平野君。」
「先生、約束は守りましょうよ。」
「あぁ、そうだったね。ゴメンね。じゃ隣の、平野君」
「先生!『隣』っていう漢字の意味をいますぐ調べて アンダーライン引いておいてください!」
「先生、平野君に答えて欲しいの!」
「Are you foolish though you are a teacher?!(アンタは教師のクセにバカなのか?!)」
「Yes I am☆」
「辞めたら?!」


2時間目:現代社会
「ハイ、このように好景気と不景気は交互にやってきますよね?平野君」
「や、知りませんよ。今から習うんですから・・・」
「交互に来るの?堀内さん?」
「来ません。」
「え!こないの?!じゃ この教科書間違ってんな・・・あとで問い合わせてみよう」
「先生?!なんで信じるんですか?!堀内さんは多分適当に答えただけだと思いますよ?!」
「・・・・・・あ、もしもし?あのこの教科書ね?間違った表記を―」
「先生!携帯切って!早まらないで!あってるから!多分合ってるから!!」

省略☆キラッ

昼休み
「あぁ~・・・やっと午前終わったぜ・・・」
内山君がダルそうに言った一言は僕も共感するものがあった。
英語の時間は結局、ずっと僕に当てられていた。
そのせいか凄く疲れた。あの先生 とりあえずは日本語を勉強したほうが良いと思う。
言葉の意味が通じていない・・・
「じゃ、飯 食うか。屋上行くぞ~ぃ。おぉい!木下ァ!行くぞ!」
「あ、うん」
僕と木下君は、内山君の後を引っ付くように移動していった。
カーンカーンと階段を上る僕の頭の中は、「木下君に堀内さんのことを話すべきかどうか」まみれだった。話さないまま木下君の想いが募り続けて最後に「実は付き合ってました」なんてオチ酷すぎる・・・
でも今告げても 木下君は絶対 落ち込む・・・どうしようか・・・
!、あーだこーだ考えていたら もう屋上のドアの前に居た。
「キィ」という音と共に 三人の体に風があたる。
「ふぃ~ き~もちぃ~ね~」呑気な木下君
「飯食うか」この人はもう事態の把握を 怠っていないか?
「そうだね」僕も昼食のパンサンドを出す。
座ったポディションは正三角形のような形で、皆が顔を合わせられる感じになっている。
木下君は今 食べるのに夢中になっている。チャンス!
僕は内山君に 口パクでメッセージを送る。
『内山君!木下君に今伝えたほう良くない?』

内山目線
・・・なんか 平野が言ってる。
なんで口パクなんだ?喋ったらダメなのか?
つーかなんて言ったんだ?とりあえず母音は 
「ういああうん!いおいあうんい うあえあおうおうあい?」か?
ういああうん?ういああうんってなんだ?
くりああしゅん?クリア俊?俊ってダレだ?クリアって何が?
『俊ってだれ?クリアって何が?』

平野目線
『うんっえあえ?ういあっえあえあ?』?
なんだ?なんて言ってるんだろう?
多分、最初の「うんっえ」っていうのは「うんって」じゃないかな?
「あえ」・・・ってなんだろう?「アレ」かな?
「うんってアレ」いや どれだよ。え!分かんない!えぇっと・・次は・・・
「ういあっえあえあ?」?
長い!「ういあ」?ういあ・・・ういあ・・・
あ!「ウィーアー」?!コレじゃない?! 素晴しくない?!
次は・・・「っえあえあ」? 「っえ」は「って」だよ。多分。
「あえあ」ってなんだろ?アリア?誰だよ・・・アリア?!
内山君の恋人的な方?!恋にはそんなに興味ないみたいな顔してアリア?!アリアちゃん?!
・・・まてよ?じゃ内山君が言いたかったのは

「うんってアレ?ウィーアーってアリア?」
↓↓平野流 解釈↓↓now reading...
「うん!・・・ってアレ??ONE PIECEの主題歌歌ってるのってアリア?」

なんの話し?
知らないよ?そんなの。まずアリアって誰よ?!
『知らないよ!何の話してるの!』

内山目線
なんか怒ってる?
え、俊ってそんな有名人?知らなきゃ怒られるのか?
上田晋也より有名?有田哲平より有名?
「いああいお!あんおああいおいえうお!」?
いああいお?直な塩?・・・次。
あんおああいおいえうお・・・か。あんお・・・さんお?
さんお・・あん、さんそ、酸素?か?
おォ・・なんかしらねぇケドしっくり来たぞ
えっと、「あいお」・・・普通に考えて「愛を」?
酸素か愛を、・・・まぁいいか。
で「いえうお」か。・・・「消えるよ」?
・・・さすがにブッ飛びすぎかね・・・
でもいいや 考えるの面倒だし。
「酸素か愛を消えるよ?」
つまり、
「消すなら酸素か愛のどっちがいい?」
って事だろ。まぁ人間にはどっちも必要だからな。でも・・・
『酸素だ。』生きるためだもんよ。・・・直な塩って結局・・・?そして俊ってだれ?!

平野目線
『あんおあ』
こりゃまた難しいのを・・・
勢いで直してみようかな
「あんこや!」
なんで関西弁?
「何の話してるの」って訊いて「あんこや!」って・・・
いつから あんこの話ししてたの・・・?
もういい!
僕は立ち上がり、内山君の腕を掴んで屋上の隅に移動する。
「木下君はちょっと待っててね」
内山君はすこし不思議そうな表情をしていた。
「内山君!あんこの話なんかしてないからね?!何の話かちゃんと把握してよ!」
「オメーこそ 俊ってだれだよ。唐突に言われてもしらねぇよ。」
「知らないよ!ダレソレ?!じゃなくて!木下君に昨日の事、話したほうがいいんじゃないかって話!」
「しらねーよ。平野が教えたきゃ教えりゃいいじゃねぇか。」
「そんな簡単に・・・」
「だいたいアイツのために動く必要性なんてねぇだろうが」
「そりゃそうだけど・・・可愛そうじゃない?」
「あぁもう!メンドくせぇ!オレが教えてくらァ!」
「やッ やんわりね?!やんわり教えてあげて!」
ずかずかと歩く内山君。そのあとを情けなく付いていく僕。
あぐらをかいて昼食を進める木下君の前に内山君がズン!と立っている。
内山君は少し間を空けてしまった。
やはり すんなりいえる事ではないのだ
そして 内山君が口を開いた。

「木下、堀内なぁ、・・・・・・坂本の奴と付き合ってるぞ」
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